松江水燈路のメイン企画の1つ、手作り行燈コンテスト。
今回は、2017年手作り行燈コンテストで市長賞(一番上の賞)を頂きました伊藤が行燈づくりの基本から応用まで全3回のコラムを通して教えちゃいます!
手作り行燈コンテストって何?
という方は、こちらの記事からお読みください。
1.出品規格の確認
まずはコンテストの出品規格を確認していきましょう!
①「松江らしさ(地域特産や観光名所、怪談、武者など)」
「忘れがたき山陰」
「島根の魅力(神話や名所、しまねっこなど)」をテーマにしたものであること
②規程の木枠を利用すること
③行燈を複数まとめて運ぶ特性上、行燈面から外に出る細工はご遠慮ください。
④ろうそくに火をつけるときに破損する恐れがありますので、行燈面の高さは 40cm 以内とします。
では、①~④について詳しく説明していきます。
①テーマについて
手作り行燈コンテストには、毎年テーマがあります。
今年のテーマは
「松江らしさ(地域特産や観光名所、怪談、武者など)」
「忘れがたき山陰」
「島根の魅力(神話や名所、しまねっこなど)」
の3つです。
毎年テーマは変化しますが、大きくは変わりません。
ポイントは、
「松江への愛」「島根への愛」「山陰への愛」
を如何に行燈で表現するかです。
大好きな風景や想いでの場所、楽しかったイベントなど。
なんでも構いません。
自由に松江や島根県、山陰への思いを描いてください。
ちなみに私は毎年、その年に訪れた場所や参加したイベントを描いています。
松江城や由志園のライトアップ、水郷祭など。
また、絵が苦手なら素敵な言葉を綴るのも選択肢の1つです。
②既定の木枠(1000円)
松江観光協会で購入できます。
枠は一度買えば毎年利用可能なので、最初の年だけ購入すればOKです。
木枠の販売は先着200名となっておりますので、予約はお早めに!
☆予約はこちらまで☆
松江観光協会: 0852-27-5843

③行燈面から外に出る細工はご遠慮ください

行燈はこのようにスタッフが片手で4つずつ持って運びます。
そのため、行燈の表面に飛び出るようなデザインがあると壊してしまう恐れがあります。
④行燈面の高さは 40cm 以内
行燈の中には蝋燭が入っており、スタッフが1つ1つ火をつけています。
そのため行燈の上に隙間が無いと破損してしまう恐れがあります。

写真のように一番上まで紙を貼らないでください。
木枠の一番下から紙を貼り、高さが木枠の下から40㎝以内になるように作成してください。
私も行燈を運ぶことがありますが、飛び出るような作品は壊れやすく1つずつ運ぶことになってしまいます。
また、一番上まで和紙の貼ってある作品も運搬に時間がかかってしまいます。
効率的なイベント運営のため、ご協力をお願いします。
2.準備するもの
①既定の木枠
②木枠に貼る和紙
写真の和紙は、枠を購入するとついてきます。
また、毎年松江観光協会もしくは行燈づくりのワークショップで貰うこともできます。
おすすめは観光協会で貰える和紙ですが、既定の和紙はありませんので、ご安心ください。
③和紙に絵を書く道具
絵を描く方法にはいくつか種類があります。
① 水性絵具
一番手軽に絵を描ける道具は水性絵具です。
色が綺麗に透過するので、行燈を作るのにはオススメです。
また、小さなお子さんでも簡単に絵を描くことができます。

必要なものは
①水性絵具
②筆
③水を入れる入れ物
④雑巾
机などを汚さないように新聞紙をひくことをお勧めします。
② 切り絵
毎年、切り絵で行燈を作っている人もいます。
切り絵は光を通しやすく、また色を入れるとステンドグラスのようにとても綺麗に見えます。
手先が器用な人にはお勧めです。
実は私は毎年切り絵で行燈を制作しています。
切り絵をするのに必要なのは、
①カッター
②カッター版
③マスキングテープ
④のり
⑤黒の厚紙
①のカッターはペーパークラフト用の物をお勧めします。
手を切らないように注意してくださいね。
③のマスキングテープは下書きをした紙と厚紙をとめるのに使っています。
水性絵具や切り絵以外にも押し花や習字など、和紙から飛び出ないようであればなんでも構いません!
描く物を決めてから決めても良いと思います。
では、次は実際に行燈を作っていきましょう!
制作編へ続く…。